10/31/2013

MARCOART / ピーター・マルコ


タコの、OLLIE(オリー)がドーンと、な!
2メートル超の「WHAT'S MARCO GOOD」フラッグが目印!

ニューヨークで、大活躍のストリート系アーティストの東京デビュー、
日本初個展です。
MARCOART (マルコアート)
―ニューヨーク発 ピーター・マルコ ポップアート展 ―

タコのOLLIE、恐竜のNess(ネス)をはじめ、
さまざまなキャラクターが、キャンバスで楽しげに踊っている、
“ ポップ ”な作品(大きいものから、小さいものまで)をはじめ、
ぬいぐるみや絵本、アニメーション、
デミタスカップ&ソーサー(日本未発売)のグッズや
今回初お披露目の日本オリジナルグッズ、
缶バッジ、ポストカード、マグカップ、ペーパーバッグなど、
元気よく賑やかに展示されています。
”TOHOKU”シリーズ4点(右)は、プレキシグラスに
イメージを定着させた、マルコプレキシポップで表現

作家のピーター・マルコは、’80年代終わりごろから、
アクリル絵具で壁やキャンバスに鮮やかな色と、大胆な輪郭で注目を集め、
ニューヨーク(以下、NY)のソーホーで、
自らのギャラリーショップをやりながら、企業とのコラボや、
イベント・チャリティオークションで、セレブ達のポートレートを描き、
『9・11』(2001年)のときには、市長からの依頼で市庁舎に壁画を描いたり、
『3・11』(2011年)には、“TOHOKU(東北)”にアートを寄贈など、
 (上写真/仙台空港に大きな作品を展示中、今回は小さい作品2点を展示)
彼のテーマ「LOVE,PEACE &HARMONY」とともに、
さまざまな活動を通して、アピールしています。
手前3点はポートレートシリーズ

 今回の個展は「石巻復興支援マルコ・プロジェクト」として、
NY市長からのメッセージを石巻へ届け、作品を寄贈の一環としての開催です。
初日(10/29)夜来日し、
10/30(水)には、ピーターも出席してのレセプションが開かれ、
日本の作家とのコミュニケーションもありました。

アメリカ大使館も後援。レセプションでの、ピーター

「明日」「希望」にあふれ元気になる、
MARCOARTをぜひ見に来てください。
ピーターは、11/02(土)14:00〜16:00ころまで、在廊の予定です。
作品は、ジークレー作品(50,000円)やオリジナル原画(250,000円〜)など、
一部販売もしています。

初デビューのグッズもいろいろ。
缶バッジ(10種・各300円)、
ポストカード(2種・各300円)、
マグカップ(3種/各2500円)、
ペーパーバッグ(大・中・小/800円〜1,500円) 

ピーターは個展のあと、石巻へ向かい、
MARCOARTの寄贈、子供たちとのお絵かき教室など
被災地の子供たちとの交流をします。
また、本展の作品の売上の一部は、東北に寄付されます。
☆10/29(火)〜11/03(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)

ところで、
タンバリンギャラリーのある、外苑西通り(キラー通り)が、
ある意味、東京の “ストリートアートの聖地”だ! 
って話。知ってますか?

1983年(オォー30年前か!)、
(ドラマ「おしん」大ブレイク、東京ディズニーランドオープン、YMO散開の年)
かつての『On Sundays』、
現『ワタリウム美術館』の前の建物の外壁、
そこに残る、
キース・ヘリングのペインティングはいまもみることができます。
エピソードはこことかここ

ピーターの展示を見て、そちらへ回るのも、いいアイデアだと思います。
秋晴れの連休に、ぜひ足をお運びください。
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
Haircut for smile/ヘアーカットで世界は変えられる
                    ミズタニシザース
 11/05(火)〜11/10(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら
☆タンバリンギャラリーは、ただいま開催中の
☆『企業コラボアート東京2013に協力しています。
☆青山、原宿、代官山のさまざまなショップで、作品展示販売中。
☆11/04(月)まで、こちらも、お見逃しなく!

10/23/2013

夢みる帽子展/橘房図(タチバナフサエ)


10月の展示は、リピートの作家さんが続いています。
年に一度、定期的に展示をされている
2年ぶり2度目の個展をしてくれた
その進化や変化を観ることができるのは、楽しい体験です。

今回は、
この4月に個展「喫茶 “三階 ”」にしたあの人、再登場です。

夢みる帽子展 / 橘房図(タチバナフサエ)

橘さんは、
あのミュージシャン、あのファッション雑誌ほか、
いろんなメディアで大活躍のヘアメイク・アーティスト!
そんな彼女が、仲良しの写真家、スタイリストと組んで撮影した、
プロフェッショナルな世界を一挙12点公開です。

 思い描くことから ものづくりは はじまる
 これはある女の子 あたまの中のお話です 
(ZINE「夢みる帽子」巻頭文より)

りんごだったり、独楽だったり、雲とか
時計やコーヒーカップ、透き通ったクラゲに金魚も!
二人の少女の頭の上で、踊っています。

み〜んな手作りの、“ あたまにのせるもの ”、
メイクとともに橘さんのあたまの中が、
それぞれのストーリーとなって作品にあふれています。
「りんごの思い出」実物や雲、かたつむりも

鳥たちのカフェは、プライベートのあたまの中。
 こちらは、仕事あたまの中」

 ひとつ乗り越えて かたちになって
 それまでの過程を一度覚えてしまえば
 また次の新しい世界を見たいと
 夢みることができるのです

 楽しい気持ちを沢山の人達に感じてもらえるように
 自分自身もわくわくしながらものづくりを
 これからもしていきたいです
 (ZINE「夢みる帽子」あとがきより)

あたまの中が、最初にかたちになった、絵コンテも全点公開。
ほかにも、随所に、橘さんの世界が展開中!
いかかですか
じっくりと、その世界に浸ってください。
あなたもきっとわくわく! ですよ。

すべての作品は、
この展示のための、エディション1の完全オリジナル。
作品集「夢みる帽子」(限定200部・1,800円)と、
前回の展示で制作した、プライベートなZINE
大好評の「すみれ手帖」(残部僅少・1,500円)も販売しています。

左上から時計回りに、初日に来てくれたモデル・ネリッサとロレッタ
姉妹と両親とパチ。巣箱付き芳名帳、「台風心配ですね」の、手作り
“てるてるぼうず”はドア上、大人気「すみれ手帖」と、最新作品集も

橘さんは、
10/23(水)、10/26(土)は、終日、
10/24(木)は、オープンから15:00まで、在廊のご予定です。
ぜひ、いろんなお話を。
ものづくりって、ほんと楽しい。

☆10/22(火)〜10/27(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
MARCOART〜ニューヨーク発 ピーター・マルコ ポップアート展〜
 10/29(火)〜11/03(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

 タンバリンギャラリーのモットーは、「表現するのは誰でもできる」
 みなさんのさまざまな表現を応援したいと活動しています。
 2014年の展示も絶賛受付中!

10/16/2013

「HEARTS AND FLOWERS」/大社優子


2012年10月の、同名の展示から一年ぶり
鎌倉の、元気なあの人がギャラリーに戻ってきました。

友人の、野澤さんが
「誰のためでもなく、暮らしのため自分のために」
活け続けている花、ドライフラワーと空間、
そんな友人の日常と、
自らの撮影とを重ねて撮り続けている、写真家による作品展です。

「HEARTS AND FLOWERS」/ 大社優子

花のある空間、そこに暮らす子供たち、活ける人
そして、
活ける人が見つけてきた、
アレンジもされていない花そのもの、、、

いつものテーブルがなくなったギャラリー空間に、
板に水張りA4サイズからB1サイズまで、
5つのサイズのプリント作品37点が、
プリント自体の輝きを損ねることなく、剥き出しで展示されています。

「相手(野澤さん)も変わったところがあるし、
 花の活け方も変わってきたようです。
 もちろん、
 私自身も私の視点も変わったりもしたし、、、
 また1年撮り続けたことによって、
 自分の役割が、わかった気がしています」(大社さん)
活ける人・野澤さん(左)と撮る人・大社さん

台風関東大接近の初日(10/15)、
強い雨が降り始めた外苑前に鎌倉から、
活ける人・野澤さんも、駆け付けてくれました。
「前回よりもお互い仲良くなりました。
 それぞれが変わってきているのに、
 そこに筋が一本、通った感じがします。
 私の作った空間を切り撮るイメージより、
 大社さんが、すっとつまんで撮影した花やドライフラワーそのもの、
 そんな作品にすごく惹かれます、イイ!」(野澤さん)

別々に聞いた話だけど、素敵なシンクロナイズ!
そう、この写真たち、なんか和むのです。。
スッと洗われる気がしたりするんです、きっと誰もが。


作品はすべて、エディション10、
A4サイズ(5,000円)〜B1サイズ(30,000円)で、全5サイズ、
かなり手に入れやすいお値段です。
「ご希望があれば、それぞれのサイズにプリントもできます」
とのことですから、
お気に入りの写真を自分の部屋に飾るのもいいですね。

ZINE「HEARTS AND FLOWERS」(1500円)も、どうぞ。
ZINE「HEARTS AND FLOWERS」と作品

台風一過の2日目(本日10/16)は、
「大盛況!」との報せが、大社さんのtwitterから飛び込んできました。
17:00からは、バンジョーの原さとしさんによる、
作品を観ながら、インプロビゼーション・ライブも。
そして、
19:30からは、大社さんも登場して、
アレ★アレ★シネマトーク」もあります。
ゲストは、クレージーケンバンドの小野瀬雅生さんですって。

大社さんは、毎日14:00頃から在廊のご予定。
花のこと、活ける人のこと、写真のこと、
作品のエピソードなど、元気に話してくれるはずです。
また、
前回は封印していたもうひとつの顔
「ミュージシャンだと思ってた」と、多くの人にいわれちゃってる、
バンジョーマダム大社さんの演奏も聞けるかも。

☆10/15(火)〜10/20(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
「夢みる帽子展」 / 橘房図
 10/22(火)〜10/27(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら






10/09/2013

COLOR / 椎木彩子


10月とはいえ、夏のような陽気の今日この頃、
いかがお過ごしですか? 体調崩したりしていませんか

タンバリンギャラリーでの初個展(2011年11月)から、ほぼ2年ぶり、
作家にとって、2回目の個展が、スタートです。

COLOR / 椎木彩子

繊細な描写、豊富な色で、
日常の風景や等身大の人物などをモチーフにした作品16点が、
展示されています。

“えんぴつグリグリ派(師匠・峰岸達さん命名)”から、
ボールペン、絵具と画材も拡がって、
ちょっとスタイルも変わってきたようです。

なかには、
「毎日、ストリートや電車の中で、顔のスケッチしています」という、
“普通の人のスケッチ”を張り巡らしたコーナー、
その中から51人をピックアップして、
1枚の作品に仕上げた「Sketchbook People 51 color ver.」という作品も。
中央に、ストレートスケッチ・シリーズ。その裏に、、、

「決して派手で過剰ではないけれど、
 たくさんの色がそれぞれに呼応して、
 なんかあかぬけてるね」とはあるお客さんのひとこと。

「大好きなんです!」という、
おばちゃんの太いふくらはぎ(?)みたいな
ちょっととぼけたテイストもところどころにあって、
思わず含み笑いしたり、うなづいてみたり、、、
おばちゃんのふくらはぎ(右)

「イラストレーションを志して、4年。実は来年大台で、、、(笑)
 ようやく、自分の絵の軸のようなものが見えはじめた気がしています。
 それを磨き続け、いろんなメディアに関わっていけるように努力して
 私だけの絵が描けるようになりたい、です」
と、笑顔でキリッと語ってくれた椎木さん。

椎木さん、チョキですか Vですか? 

今回の個展を皮切りに、
2014年は台北や大阪での個展も決定しているそうです。
元気いっぱい、ニコニコと
ますますの飛躍が待っていそうな予感がしてくる、展示なのです。
今後の展開が楽しみですね。

会場には、
オリジナルZINE『colorful』(1,000円)
最新のお仕事『ファッションクリエイターズダイアリー2014』(1,500円)も。
椎木さんは、毎日お昼過ぎから在廊のご予定です。
秋の一日、カラーな体験を、どうぞ!

先行発売が始まったばかりの、MJイラストレーションズの作品集
『イラストレーションズBOOK』(監修:峰岸達さん)も、
あわせてご覧いただけます。
『イラストレーションズBOOK』
峰岸達&MJイラストレーションズの精鋭たち
発行:パイ インターナショナル  2,800円

椎木さんのほか、
タンバリンギャラリーで個展や企画展に
作品を展示してくれたことのある作家さん20名以上(!)掲載の作品集です。
こちらもぜひ手にとって見てください。

☆10/08(火)〜10/13(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
「HEARTS & FLOWERS」 / 大社優子
 10/15(火)〜10/20(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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10/02/2013

新井淳夫「フランスの最も美しい村々」−第3章−


「なんて村だ!
 そこら中全てが赤い砂岩が使われている、真赤な村。」
「世界遺産のカランシュを背景に青赤白線の際立つ美しさ。」
「広場の門の屋根がモザイク柄で、いきなりテンション上がる出迎え。」

またまた、
あの人がフランスから帰って来ました。

2011年10月「第1章」、2012年10月「第2章」に続く、


新井淳夫「フランスの最も美しい村々」-第3章- 
Les plus beaux villages de France - Chapitre troisième -

人口2,000人以内、
少なくとも2つ以上の遺産・遺跡・景観をもつ村、
現在の登録数156村。(参考:wikipedia
「フランスの最も美しい村々Les plus beaux villages de France」を訪ねて、
作品制作を続けている、新井さん。

開発より保持を選んだ村々の中には、
1日1本のバスしかなかったり、
ホテルやレストランもなかったリする村もあるそうだが、
新井さんは、朝早くから出掛けては、着いた村を中心から周辺へと歩き回る。
お気に入りのポイントを見つけて、
その場で、竹ペンと筆、墨汁でエスキースを描く、こんな風に(↓)。
ロコロラン村で、新井さん(mixi日記より)

村の人とのコミュニケーション、
寄ってくる猫とのコミュニケーション、
ときには陽射しと闘い、
自生するラズベリーの実をつまみ口に入れながら、
「まさに、一期一会な風景との出逢い」として、
各村1枚か2枚のエスキースを仕上げていくそう。
そんな旅でのエピソードも日記として、作品に添えられています。

今回は、ちょうど半分 78の村を回ったところまでの作品、
18点がギャラリーを飾っています。

パリに戻って、あるものは箔を入れ、着色した作品のほか、
「帰国直前ギリギリまで、旅をしてたので、、、、」(新井さん)
着色されていない、墨のみのエスキースも。
   コロンジュ・ラ・ルージュ 
サンタントワーヌ

その両方を見られるのも、今回の展示の特徴かも。

この展示を機に、
3年のパリ滞在に区切りをつけて、「一度日本へ戻ります」ということで、
今回は、第一期集成の意味もあるようです。

新井さんは、毎日在廊のご予定。
旅の話、作品の話、なんでもあり(!)でしょう。
各村の写真も含めて、
飄々とおとぼけ交えながら、いろんな話が聞けるはずです。

絵を観るのはもちろん、
新井さん自身にも、ぜひお会いすること、
おすすめします。

☆10/01(火)〜10/06(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
そうそう、
来年10月には「第4章」も、決定しています。
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
COLOR / 椎木彩子
 10/08(火)〜10/13(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら