9/25/2013

HIXHO 引地渉 × 星野勝之二人展



このドアが、二つの国への入国ゲートです。
それぞれの国旗を目印に、どうぞお入りください。

キャンバスに独特の貼り絵的コラージュ「HI(空の国)」引地さんが、上段に、
パネルに3DCGを独特の技法で転写した、星野さん「HO(地の国)」は、下段。
壁に並ぶ作品を上に下に、左右にご覧ください。

HIXHO 
二つの国が目指すシャングリラへの旅
引地渉 × 星野勝之二人展

ユトールと呼ばれる飛行物体が生物のように暮らす国「HI 」、
ドリルで地下を行き来する
光を受け付けなくなってしまった種族たちの国「HO」。
(「Hi」は、引地の「ヒ」、「HO」は、星野の「ホ」)

二つの国に起こるさまざまな物語、
それぞれのシーン各10点が描かれています。
そして
階段を上って到達するのは、、、
A1サイズ3枚続きの合作(HI × HO・通称/ヒクスホ
伝説の、清浄の地「シャングリラ」
「シャングリラⅠ」の前で。左から、引地さんと星野さん

書籍挿画など、大活躍中のふたりが、
「お互いとにかく好きなものを描こう、と
 SFとかメカとか、すごく趣味に突っ走った」(引地さん)、
「自由帳の落書きをプロが本気でやってみよう、ということなんです。
 20時間以上ものミーティングを重ねて、
 設定を作り、まずは合作を作るところから」(星野さん)と、
完全オリジナルテーマ・描き下ろしでのぞんだ、初の二人展です。

そこから生まれたキャラクターたちは、
紙の立体として独立した作品になり、あるいは付属し、(引地さん)
引地さん「ユトール」ガイドとともに限定販売も!

かたや、
4枚の立体視の、設定概念図として新しい作品になり(星野さん)。
2色のメガネでどうぞ。星野さん概念図の一部。

空想の「翼」と「ドリル」、
それぞれのキャラクター・デザインや設定、
表現による味わい、を十二分に堪能できます、お楽しみください。

引地さんも星野さんも、それぞれ時間は違うかもしれませんが、
ほぼ毎日、在廊のご予定。
それぞれのスタイル、技法のこと、設定のディテールなどを
作品を堪能しながら、ゆっくりとお話ください。

ふたりの、奇想世界で遊ぶ、秋のひとときをぜひ、どうぞ!
☆09/24(火)〜09/29(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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新井淳夫「フランスの最も美しい村々 」−第3章−
 10/01(火)〜10/06(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

9/18/2013

「WELCOME TO OUR PEEPSHOW」       山本アマネ / 平井さくら


二人は、大学の同窓生(といっても顔見知り程度だったけど)。
2年ほど前、某SNSをきっかけに、
共通の興味が、 “ 映画  ”であること、
それぞれのスタイルで、映画ダイアリーを描き続けていることを知る。
すっかり意気投合したふたり。

平井さん(左)と山本さん

タンバリンギャラリーの壁全面に、
 “ 映画  ”への想いを、さらけだすことにしたようです。


「WELCOME TO OUR PEEP SHOW」
 山本アマネ / 平井さくら


登場する映画といえば、
映画創世記の記念碑的な作品から、
マルクスブラザーズ、モンローやジャック・タチ、
『黒いオルフェ』や『フェリーニの道化師』、
フランス・ヌーベルヴァーグ、70年代アメリカン・ニューシネマ、
スピルバーグに溝口健二から、
『インナービジョン』佐々木誠アレ★アレ★シネマトークまで。


映画芸術のアーカイブの充実、
以前に比べれば、多くの新旧作品を観ることが可能になった今、
だからこそ、彼女たちのような人たちが誕生したんですね、
これはすごい!

イマドキ・ワールドを縦横無尽に行き来して、
「500本は観たかな」(平井さん)、
「映画館のバイトも含めて1000本は、、、」(山本さん)
そんな日常から、
自分の感性で描き、書き綴ったふたりの作品たちを、
“ PEEP(ノゾキ) ”しませんか!

イラストレーターとしての作品もしっかり!
リールやフィルム缶などを使った作品もあったりの、力作揃い。

そんな映画LOVEは、世代も時代も飛び越えて、
四捨五入して 0歳から100歳(それ以上も!)まで、誰もが共有できるはず。
だから、「映画って楽しいですね!」

初日(09/17)には、
『お楽しみはこれからだ』の和田誠さんにも、ご来場いただきました。

和田さんの一連の作品で、
「映画の楽しさを知りました」(平井さん)、「あこがれの存在です」(山本さん)、
ちょっと緊張しながらも、3人で映画談義に花が咲いていました。
こうして、新しい世代が育っていくんですね。

あなたも、好きな映画見つけに来てください、
おふたりの映画日記を見ながら映画の話、たくさんしてください。
山本さん、平井さんとも、毎日お昼過ぎから、在廊のご予定です。

そして、
本日(09/18)19:30からは、「アレ★アレ★シネマトーク

60代から20代まで、映画好きがこの作品たちに囲まれて、スペシャルトーク!
さぁて、どうなることやら。楽しみです。

ギャラリーでライブ(参加費:ドリンク代500円)、それとも、U-STREAM
山本さん、平井さんも、もちろん登場します!

☆09/17(火)〜09/22(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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HIXHO 二つの国が目指すシャングリラへの旅
引地渉✕星野勝之二人展
 09/24(火)〜09/29(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

9/11/2013

北村佳奈 / セレモニーニ!


白い孔雀、
いとこの赤ちゃん、
女友だち、
男友だち、
女友だち、
ペルシャ猫
風景画たち

ドン ド・ド〜ン ドントン  ド・ド〜ン トン テテテテ
入るやいなやこんな音が聞こえてきそう? (サイズ感をオノマトペで)

120号の大作から、
トレーシングペーパーに描かれた風景画まで。
作品は10点と決して多いとはいえませんが、壁面をぶち壊すかのような勢い!

北村佳奈 / セレモニーニ!

4月の個展(gallerie H)、ほぼ同時期の
平塚市美術館『水彩画 みづゑの魅力 −明治から現代まで−』展への出品、
そんなスケジュールをこなしながら、描いた新作(平塚展出品作含む)を引っさげて、
北村(カンカン)さんが、戻ってきてくれました。
タンバリンギャラリーでは、2年ぶり2度目の個展です。(前回の様子はこちら


“写真と極限まで対峙することによりカラフルに分解された光を、
 モザイク状に敷き詰めるようなスタイルで表現する”

その手法で、描きあげた各作品は、
いちだんと躍動感にあふれ、
動脈・静脈ドックンドックンの生命力で、観る人たちに迫ってきます。

『みづゑの魅力』展出品作(120号)の作品の前で、カンカン(北村)さん

「平塚市美術館の展示で、日本の水彩画年表に載っちゃいました。
 最年少なんで、大トリ(!)わっ」
と、あいかわらずの元気さと最高の笑顔で答えてくれた、カンカンさん。

9/14(土)、15(日)の両日には、そんな笑顔とも出逢えるはず、です。
目印は、こちら。
カンカン作成、テープ文字のタイトルバナーです。

ちょっと違うスタイルで、
トレーシングペーパーに描きあげた風景画4点は、小さな作品(各8000円)。
ほかにも、
ポストカードセット(4枚入り300円)や
『セレモニーニ!』ステッカー(300円)もあります。

パワフル・カラフル・カンカンパワー、
ぜひご自身の眼で、確認してください。

☆09/10(火)〜09/15(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
「WELCOME TO OUR PEEPSHOW」
 山本アマネ/平井さくら
 09/17(火)〜09/22(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

9/04/2013

Strange Stories /榎本マリコ


9月に入りました。
まだまだ暑いですが、空や風は少しづつ秋の気配も、、、
ギャラリーには、静かで優しい空気が流れています。


心に留めた教え、忘れたくない思いが具現化された時に垣間見えるであろう
世界を描きました。
世界はまぶしくて、痛くて、すこし可笑しい。

Strange Stories / 榎本マリコ

鹿の足を持つ少女、背中に枝が生えた女性、夜空を纏う女性、
かたつむりとほおずりする女など、
多くの作品には、無国籍な女性と鹿や狼、一角獣などが登場します。

ある種の女性がもつ神秘や心の奥底に育てている大事な秘密のようなものを、
ちょっと覗き見している気分がしたりしてきませんか?


「ボーっとしているとき、自転車に乗っている時など、
 日常の中で、ふと浮かぶイメージがモチーフです。」(榎本さん)
F80作品の前で、榎本さん。「水張りが大変だった」

アクリルガッシュ、エンピツによる作品、コラージュなど、全16点に、
iPadで展開されるアニメーション作品から、
オリジナル原画の、繊細なタッチを味わいながら、
榎本さんの世界を覗いてください。

すべての作品は、購入できます。
コンパクトにまとめられた作品集ZINE(700円)もあります。

榎本さんは、
09/7(土)、09/08(日)、週末のお昼過ぎから在廊のご予定。
平日も終了間際になってしまうそうですが、駆け付けてくれるかもしれません。

☆09/03(火)〜09/08(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
北村佳奈 / セレモニーニ!
 09/10(火)〜09/15(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら