5/29/2013

Wine Labels Exh. #1 「ワインラベルを肴に」


シンプルに整然と展示されています。
ギャラリーはいつになく、シックで大人っぽい空間です。


Wine Labels Exh. #1 「ワインラベルを肴に」

お出迎えは、手書きの文字が美しい、
 三戸美奈子(カリグラファー)さん
切り絵や旅の思い出、おすすめ料理のレシピが楽しい、
 津田淳子(編集者)さん、
 岸本とも子(フードデザイナー)さん
 高橋キンタロー(イラストレーター)さん
ストロボで光る猫の目ラベルの、
 テクノ手芸部(メディアアーティスト)さん
それぞれが監修・制作したフォント(かなバンク)で、デザインされた
 祖父江慎(ブックデザイナー)さん、学生時代以来のイラストレーション付き
 田中千絵(グラフィックデザイナー)さん
田中良治(ウェブデザイナー)さん、
永原康史(グラフィックデザイナー)さん

すかし風の和紙ラベルは、森田千晶(和紙作家)さん
写真の、
 菱川勢一(映像作家)さんは、「存在しない映画存在した光景」を。
 港千尋(写真家・著述家)さん

それぞれの作品と
王冠と蝋で封印された、なで肩ボトル(ブロゴーニュ型というらしい)
ワインは、
シャルドネ(白)とピノノワール(赤)の、24本19作品。

そして、
ディレクターの永原康史さんの、iPadに指で描いたドローイング1点と、
と、
実行委員会(小川裕子さん、渡邊奈津さん、松川祐子さん)それぞれの、
メルロ(赤)4本。

すべての作品を写真でご紹介はできませんが、
バラエティに富んだ作品と、その表現をディテールで楽しみ、
ワインボトルの作品ラベルを愛でつつ、その味に思いを馳せ、
デザインや地域の文化まで考えてしまおう!
という、
楽しくも贅沢な時間が流れる、この展示であります。

すべての作品は、入手可(額込み 11,500円〜53,340円)ですし、
作品ラベル付きワイン(5,000円、7500円)も、お求めできます。

そのワインはといえば、
「自分が造ったぶどうでワインを造る」と、
2010年にゼロから個人で始めた、
日本一小さなワイナリーはすみふぁーむ」のもの。

6/1(土)には、
 15:00〜16:30  永原さんほかのトークセッション
  「晴れた日には、ワインラベルを眺めながら
           地域の文化とデザインについて語ろう。」
 17:00〜17:30 cokiyuによるライブ「シャンソンの夕べ」

と、
初夏の週末を存分に愉しむ、
ワインを飲みながらのイベントも、もりだくさん。
ぜひ、ご来場ください。

☆05/28(火)〜06/02(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)

Information  忌野清志郎追悼展 〜愛し合ってるか〜い〜 Vol.5
タンバリンギャラリー共催で、大好評 公開中です。
白金高輪「Coolie's Creek」でお食事とともに。
詳細はこちら
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「ハンバートハンバート 大阪も大好き!」展 開催中!
 期日:2013/05/30(木)〜 06/27(土) 
   [open] 木〜土曜日、第1、3、5日曜日 12:00〜20:00
   [close] 月〜水曜日 第2、4日曜日

 会場:beyer books plus library
       (バイエル・ブックス・プラス・ライブラリー)
詳細は、こちらへ
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木曜新美術館展
 06/04(火)〜06/16(日)11:00〜19:00
               (06/10休廊・最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら
◆「ギャラリー使用規定」一部改定のお知らせを掲載しています。
 ご確認ください。

5/22/2013

倉科昌高/新しきカスタムペイントの光と道

ドアを開けるまでもなく、
あなたの視界に大きなビーナスの姿が入ることでしょう。
その名も「Big Venus」
壁の「Big Venus」制作風景もスライドショーで、公開中!

倉科昌高 / 新しきカスタムペイントの光と道


壁があるでしょ、
ボーリング・ピンがあります、
茶箱があって、バケツがあって、自転車があって、スコップがあって、
脚立(Step Ladder)に作業イス、ヘルメット、、、(続く)

倉科スタイルの ”カスタムペイント”とは、「塗れるもの、描ける素材なら、なんでも」
立体も平面も大規模店舗の壁面や、
ギター(かの布袋寅泰氏愛用)から、バーキン(HERMES)まで。
そう、
「農家のおじさんの道具から、深窓のセレブリティのお出掛けバッグまで。
 どんな素材にどんなモチーフで何を描けるか」なのであります。


「(この街に)自分ほど絵の上手い奴はいない」と思ったほどの少年が、
高校時代に東京に来て
「衝撃を受けるほど上手い人がうじゃうじゃいる」、
そんな頃出会った、エアブラシとリアル・イラストレーションの世界にハマり、
雑誌「イラストレーション」の<ザ・チョイス>の常連になり、
プロの道を突っ走るも、
「イラストレーションは、複製が前提。依頼があるのは嬉しいことだけど、
いつしか(これまで描いてきた)自分の作品に自分が縛られていく気がして、、、」

そんな頃、自ら描いたマウンテンバイクのヘルメットが、
自転車乗りに評判になって、ペイント依頼が続々と、、、
で、冒頭のいろんなもの、モノ、物に
イラストレーションとも、アートとも、塗装とも(いえるのかいえないのか)、

立体はどこから観ても成立すように、
壁面は遠くから見ても近くからでもわかるように、などなど、、、

それぞれが唯一無二の作品とオリジナルなスタイルで描き続けて、
「気がつけば、もう20年!」
倉科昌高カスタムペインター20年の、初の個展なのであります。
それも、3カ所同時開催、という快挙(暴挙・本人談w)

タンバリンギャラリーは、その一部で、新作のみならず旧作も含めて、
各会場のハブとして機能し、
三宿「CAPSULE(05/18〜06/10 土日のみオープン)では、
ペダルカーのボディや石膏像(壁との連携)ほか、

新宿「伊勢丹本館2階グローバルクローゼットギャラリー」(05/13〜05/28)では、
ヘルメット、シャベル、ソファベッドなどの日用品ペイントを中心に。
         写真提供:FASHION HEADLINE

というわけで、
遠くから近くから、その塗り、モチーフ。筆致、スプレー具合など、
実際に、自分の眼でしっかと確認すべし、な、展示なのであります。

倉科さんは、毎日午後から、タンバリンギャラリーに在廊のご予定。
(時間が変動する場合もありますかもしれませんが、、、)

初歩的な質問から、道具・塗料について、技法やテクニック、
”人生とは、絵を描くとは、なんぞや”的な話題にも、
倉科さんはていねいに答えてくれるはずです。

会場には、作品集も2冊。
15本のボーリングピンをフィーチャーした「PINZOO」(1800円)
日用品中心のプロジェクト「D.I.Y DEPT.」(2625円)も。
一部作品も、手に入れることができます。

この週末(05/25、05/26)は、
3カ所同時制覇の、最初にして最後の2日間となります。
それを狙っての動きも初夏の素敵な過ごし方のひとつになるでしょう。

ぜひ、足をお運びください。
☆05/21(火)〜05/26(日)11:00~19:00(最終日〜18:00)

今回、展示が叶わなかった、バーキンほかの作品は、
倉科さんのブログ「くらしな手帖」のアーカイブで、ご堪能ください。
Venus(@CAPSULE)

Information  忌野清志郎追悼展 〜愛し合ってるか〜い〜 Vol.5
タンバリンギャラリー共催で、大好評 公開中です。
白金高輪「Coolie's Creek」でお食事とともに。
詳細はこちら

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Wine Labels Exh.#1『ワインラベルを肴に』
 05/28(火)〜06/02(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

5/15/2013

河村要助 モノクロームの真実<2>

この時期になると、
お天気の日はギャラリーにいい光が射しこんできます。
こんな具合に(パームツリーの陰ではありませんけど、ネ)


会場に流れる音楽は、もちろんサルサ。

最近、河村さんがお気に入りという、
ニューヨークのネットラジオ
El Barrio Salsero(←Click!)
さぁ、Tune in!




大好評です! 
河村要助 モノクロームの真実

イラストレーションの黄金時代の、
さまざまな作品が会場を埋め尽くしています。(展示詳細は、こちらへ)
時代を超えて色あせることのない、パワフルなモノクローム作品を中心に、
80年代のオリジナル原画(2点)やカラーのシルクスクリーン(2点)など、
河村要助の一端を知るには、絶好のもの。(作品集、手に入れれば、最強!)

そんな会場に、日曜の昼下がり(05/12)、
あの人が現れて元気な姿を見せてくれました。
B4シルクスクリーン(10枚限定 直筆サイン入り 30,000円)
そう、河村要助さん、その人です。
会場は一瞬騒然、居合わせた人たちは、真昼のハプニングに大喜び!
Facebookにアップにした写真を見て、急遽駆け付けてくれた人たちもいて、、、
100%STUDIOの僚友・矢吹申彦さんの姿もありました。

河村さんは、笑顔で会場をご覧になって、奥のテーブルに。
求めに応じて、
作品集( 3,990円)や Tシャツ(3,000円)にサインをしたり、
旧知の友人との再会に話が弾んだり、和やかな午後のひとときでした。
最後には、こんな集合写真も!

黒の額装作品(右壁)は、A4インクジェットプリント
(10枚限定 直筆サイン入り 10,000円)

今回の展示は、
療養中の河村さんとともに、
2011年に開催された「河村要介の真実」展(クリエイションギャラリーG8)
スタッフおよび、2012年、Pヴァイン刊の同名作品集の編集者・藤田正さん、
フライヤー制作には、学生時代の同級生でデザイナーの、佐藤晃一さんなど、
たくさんのみなさんのご協力で実現しました。

いよいよ、今週末05/19(日)まで、です。

黄金時代を知る人は、もちろん、
知らなかったという人(特にイラストレーションを志す方々)にこそ、
そのタッチ、筆、ペンによる、河村マジックを観ていただきたい展示です。
左の壁は、撮影自由。たくさんの記念写真がFacebookなど
で公開されてますよ(コレとかこれそれとかソレ...)


05/07(火)〜05/19(日)11:00〜19:00(05/13休廊 最終日〜18:00)

Information  忌野清志郎追悼展 〜愛し合ってるか〜い〜 Vol.5
タンバリンギャラリー共催で、大好評 公開中です。
白金高輪「Coolie's Creek」でお食事とともに。
詳細はこちら

Next Exhibition ------------------------------------------------------------
倉科昌隆 / 新しきカスタムペイントの光と道
 05/21(火)〜05/28(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

5/08/2013

河村要助 モノクロームの真実

あなたは、河村要助を知っていますか?

イラストレーションが新しい文化として花咲いた
1970年代から90年代にかけて
日本のイラストレーション界に大きな足跡を残した、
イラストレーター 河村要助さん。

膨大な作品の中から、
モノクロームのイラストレーションを中心に展開するのが、今回の展示です。

河村要助 モノクロームの真実

「ニューミュージックマガジン」「BAD NEWS」の表紙などに代表される、
ミュージシャンのポートレイト、
「宝島」や「ビックリハウス」などで描かれた、マンハッタンや東京の街角、
小説「夢の砦」の挿画、「ニッカ 黒の50」などの広告キャラクター、
音楽の系譜を小さな描き文字ととともに描き込んだ、音楽の系譜シリーズ、
大判ポスターや新聞広告、雑誌の小さなカットまで

多くの表現がアナログだったあの時代、
大量生産と複製(印刷)での効果を意識して制作された作品の数々
そして、
個展で発表されたオリジナル絵画などからセレクトされた作品は、
さまざまなタッチ、スタイルに溢れ、
それぞれに力強く、濃密で、
時間の経過なんか吹っ飛んでしまうほどの、斬新さ!

「ヘタウマ」の代表のひとりといわれた、
河村さんのイラストレーションを知る人知らない人、
それぞれに想いは異なるかもしれませんが、
作品に宿る圧倒的なパワーをぜひ、ご自身の眼で体験してください。

入り口から、
1)B4サイズのシルクスクリーン 5点、各10枚限定 30,000円(額付)

2)A4サイズのインクジェットプリント 38点 各10枚限定 10,000円(額付)

3)1989年、個展用に制作された大判シルクスクリーン作品2点 各5枚限定(額なし)
以上は、すべて直筆サイン入り。

4)会場限定 オリジナルTシャツ(シリアルナンバー入り袋付き) 3,000円
5)作品集『伝説のイラストレーター 河村要助の真実』(Pヴァイン刊) 3990円
  20部限定 直筆サイン入り

これだけの複製(プリント)作品が、販売されるのは、今回が初の試みなのです。

そして、奥へ。
無造作にランダムにテープで貼られた、河村作品の壁に、
さまざまなタッチをゆっくりたっぷり堪能してください、
好きな作品見つけてください。

で、ぜひ記念撮影を!
(額装作品については、撮影をご遠慮いただいています)
05/07(火)〜05/19(日)11:00〜19:00(05/13休廊 最終日〜18:00)

Information  忌野清志郎追悼展 〜愛し合ってるか〜い〜 Vol.5
タンバリンギャラリー共催で、大好評 公開中です。
白金高輪「Coolie's Creek」でお食事とともに。
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倉科昌高 / 新しきカスタムペイントの光と道
 05/21(火)〜 04/28(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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